2012年12月10日月曜日

第4回 物語になる陶芸教室

こんにちわ^^
日々寒くなってきました。

第4回は釉薬掛けの時間でした。

本来なら私の複数ある全ての作品の一連の作業を見学してもらうのが一番解かりやすかったと思うんですが、さすがにそんな時間もありません…。
そして釉薬は、きちんと講義をやろうと思ったら終わりが無い^^;

もう最低限の講義内容…それでも実態がうまく掴めて貰えるかが怪しいくらい…w
駆け足の説明でも1時間近くの釉薬に関する講義になりました…。
と同時に、実際に私の作品で絵付けと釉薬掛けの実演を見てもらって、心得としてもらいました…
時間が無くなりそうで心配だったので、1つだけでしたが…

すこし申し訳なかったのが、釉薬バケツを車で持ち込んだ振動の影響のためか、バケツの底に釉薬の原料が固まってしまっていたので、本来なら全部キレイに溶かすんですが、そんな時間も無かったですね…。
皆さん、初めてでしたが順調にこなしていってましたね。
特に作陶の時間に白化粧土掛けをしていた方は少し慣れていたんじゃないかな。

ただ人によっては、釉薬を触り過ぎてどんどん剥げていってる方がいましたので釉薬が薄くなっちゃったり、違う釉薬が手に付いているのを気にせずに透明釉の作品を触ったりした作品もあり…w
バケツの中にドボンと落としてしまっていた方もいましたが、後から見たらそれなりに釉薬が掛かっていたので安心しました。

どんな変な釉薬掛けになっていようとも、基本的にはそのままにしてあります。
隠居窯でもそうですが、私があれこれしてしまうと生徒さんの作品にならなくなってしまうからです。
ただし、底を拭き忘れていたり、拭きが甘かったりする作品は全部拭き直しました。
こればかりは無視できませんからね…

窯詰めの日。
生徒さんの作品を一箇所に集めて、作品の高さを合わせて並べて…
最初はいつも通りきちんと詰めていったんです。
でも作品がどんどん詰まっていくので、ヤバイぐらい空間が余りそう…と思ったので、少し余裕を持たせて、無理にきちんと詰めないようにしていったのです。
私の作品もいくつか持って行ったんですよ。
「たぶん余るだろうけど、足りないよりは良い」と思っていたのですが、それでも足りませんでした^^;


一旦は土鍋無しで窯詰めして「終わり~」と思ったのですが、あまりにも空間が空き過ぎている気がして、少し長考…。
頭の中で作品の大きさを考慮して棚を組み直してどれぐらいまとまった空間を確保できるか計算していました。
何だかんだ遅い時間になってしまっていたので、妥協してしまうか迷いましたけどね…。
でも、やはり窯焼きでは少しでも多くの作品を詰めたいですからね…。

もう一度、何段か詰め直しをして、土鍋を釉薬掛けして入れました。
土鍋の周り空間、特に右側が大きく空いていて、これも非常に勿体無いのですが、もう入れれる作品が一つも無くなってしまったのですw
さすがに諦めて終了です^^;

次は、ついに本焼きです。