2010年7月12日月曜日

土作り

二部屋の床板が全部取れた
あとは大根太の大木が残ってるだけになった

がっちりはまってる敷居はどうしても外す事ができなくて
大黒柱に刺さってるところから
1寸ぐらいのところで
のこぎりで切って外した。
なるべくこういう事はしたくなかったんだが仕方ない。

それにしても
こっちに越してきてから
あんまり睡眠をとってなかった反動がきたのか、
それとも気圧の影響かわからないが
最近すごく眠気が襲ってくる。

昼ごはんを食べたら
昼寝が日課になりつつある今日この頃。
健康的なんだろうが
がっつり深い眠りに入ってるらしく
起きた後しばらく辛くて動けない感じ。

今日も床下に転がってる砂利をふるいに通しては
土間に使う土とに分けてる。
地味だがどうしてもやっておきたい作業。
掘りごたつ跡をやればもう大体終わりかな。
あとは大工さんに靴を脱ぐために腰を掛けるところ
ここを何て言うのか分からないが
この場所の移動を頼んで
あとは俺がコツコツと土間作りをして
照明を手がければ
作業場としてはだいたい終わりかな~。
床下のところを塞ぐ作業もあるけど
足りないところは急がなくても
ゆっくりやっていけばいいし・・・。

ただ照明を手がける前に
冬場の薪ストーブの設置のことまで
考えておかないとダメだろうなとは思う。

毎日雨降りでいやな天気だ~。
大事なかばんがカビてしまって
かなりショックです><

2010年7月5日月曜日

土間について2

土間って「叩き土間」と言うものだと思ってたんだが
正式には「三和土」と書いて「たたき」と読むんだそうだ。

で、三和土をキーワードに
もう一度調べたらあっさり知りたかった事が
きれいに書いてあるページにたどり着いた。

古民家移築・再生中 in 白州町
http://park19.wakwak.com/~takeda-kazu/naisou3.html

このページは過去のホームページで
今現在はブログとして書いてるようで
いつまで残っているか分からないので
とりあえず保存しておきました。
リンクが切れたりしたら、許可をとるなりして転載したいと思います。

さて
リンク先の内容を見ると
俺が先の日記に書いたとおり
やっぱり「苦汁=豆腐に使う苦汁」で問題無いようで
この人は塩化カルシウムを選んでいます。
塩化マグネシウムか塩化カルシウムか
どちらか安いほうにしましょうかね^^;

石灰には消石灰を選んでますね。
調べたらこれはグラウンドの白線に使ってるやつで
さらには漆喰にも使ってるんですねー。
ただ素手で触れるとよくないみたいで
扱いが大変な気がするなぁ。
粉末だから吸い込んじゃいそうだし…。

土は、先日看板を移動したときに
掘り出した土があるので(本当は水簸して粘土にしようかと思ってた)
せっかくだからこれを使おうかな。

今日も床板剥がしの続き


掘りごたつの跡。四角に盛り上がってるところが白かったので
コンクリートかと思ったら土壁と同じような土だった。
これもそのまま窪んでる床の穴埋めに使えそうだ。


ここから先はなかなか簡単にはいかなくて
前日に結構へこんでた。
床板も虫食い、カビだらけなんだけど
まだ状態が良いので錆びた釘がなかなか抜けない。
しかも真ん中の大根太の上の板を
どういう方法をとれば状態良く剥がせるのか分からなくて
しばらく考え込んでしまった。


最終的には結構力技で^^;
何とか大根太の上が剥がれたので
横の板は結構楽に剥がせた。
根太を跨ぐのも、根太の上を歩くのも大変なので
取れるだけ外してみた。

写真では分からないが
床はすごいゴミと石だらけなので
そのうち掃除しないと…。

あとは奥の床板、一列だけになった。
ここが一番の悩みどころ…。
縁側に続く敷居(写真だと奥右側)の木が
ぶっとい釘で打ち付けられてて、とても外せそうにもない。
しかも床板ごとみたいで
素人の俺にはどう頑張っても無理そう。
最悪、敷居の下に入り込んだ板はそのままに
横にまっすぐのこぎりで切るしかないかな~と思った。
まぁ、それもできるかわからないが^^;

ちなみに8畳間との敷居(写真だと奥左側)も外せなかった…。
状態が一番良い列だからなるべくきれいに外したいけど
割ったりしないとダメかも~と悲しくなる。

また明日考えよう。
しかし雨続きで家中湿度が高くて
一番悪いときに外さなきゃいけないのが辛いところだ。

2010年7月3日土曜日

土間について

土間について調べた
調べてたら、たくさんの情報に頭が混乱し始めたので
せっかくだからブログの記事として
少し整理しようかと思う。

いわゆる私の目指してるのは「叩き土間」というやつ。
ネットで調べたらこういう風に書いてある。


叩き土間(三和土)をつくる
http://www.shimizu-arc.jp/sidemenu/oosawa/doma.html

荒木田の叩き土間
関東荒川沿岸で採れる「荒木田土」を主体とし、これに石灰と苦塩と砂利を混合して「土」土間の材料としている。混合した土を130ミリ厚ぐらいの見当で施工範囲全面に入れ、仕上げ厚で100ミリになるまで叩き上げる方法をとっている。

作業工程
・砕石、砂利を敷き詰め、突き固める
・混合した材料を入れて一層を一度に叩く
・湿らせたちり箒で表面を撫で洗う

材料の配合(目安)
荒木田土 8切(8尺立方)
石灰 0.5袋(セメント袋)
苦塩 2升(PH約23度)
砂利 4切
(川砂は土に馴染まず肌割れするので避ける)



配合の書き方があいまいで困った。

土は実は何でも良いみたい。
荒木田土じゃなくても。
足りなかったら近くから適当に掘ってこよう。


石灰については
陶芸の釉薬作りに使うからあることはあるけど、
グラウンドに白線を引く石灰でも良いみたいだし
経済的ならそっちが良いかな。
ちなみにセメント袋の標準サイズっていくつなんだろうか?
とりあえず25kgだと仮定して、12.5kgってことにしよう。


問題の苦塩(苦汁(にがり)の事)。
これが一番困った。
豆腐を作るときに必要ってぐらいしか知識がなかったので
いったいどういうものかを一から調べてみた。

塩の情報室 苦汁の話
http://www.siojoho.com/s11/03.html

製造方法が「膜法濃縮」と「蒸発法」の二種類あり、
どこの海水を使っているか、製法は何かで成分が大きく異なるようだ。
今は飲料用(ダイエット目的?)としてスーパーでも売ってるらしいが
値段もピンきりで、高額でも成分が薄めてあったり、安全かどうか分からない表記だったり
体に良いと書いてあるページもあるし、寿命を縮めると書いてあるページもある。
飲料用を買い漁って土間に使うには
質素生活をしてる俺にとっては経済的に厳しい。
農業用の苦汁もあったが、やっぱり厳しい。

それなら作るしかないと思いながらも
海水は手に入れるなんてできないし…
そこで!
苦汁の成分ってどんなものなのかを調べてみた。

豆腐屋さんのホームページから
豆腐に使う苦汁(凝固剤)は4種類あるらしい。

・塩化マグネシウム(塩化マグネシウム含有物)
・塩化カルシウム
・硫酸カルシウム
・グルコノデルタラクトン

土間に使うのと豆腐とじゃ違うかもだが、
つまりは上記の4種類のうち、ひとつを選んで
水に溶いて使うとか、土に混ぜるとかすれば良いのでは?と思った。
まぁ単純解釈だが…。

一般に買えるのかどうか塩化マグネシウムと調べた。
そしたらそんなに高くなくネットで買うことができる。
塩化マグネシウムは空気中の水分を吸収して水溶化してしまう性質があり
使いきれない分を保存する方法が大変だが
まぁ何とかなるだろう。

が、ここでまたすごい説明が載ってるページを見つけてしまった。
簡単に書くと

粗製塩に含まれる硫酸マグネシウム、硫酸カルシウムの影響で粒子が凝集し、硬くなり、土間になります。
注意点として、コンクリート工作物があると塩の影響でコンクリート内部の鉄が錆びてしまう。

と、書いてある。
ん~~~~、塩化マグネシウムだけじゃダメってことかな????
しかも錆びの影響かぁ。
塩を使わないんだったら大丈夫かなと思ったけど
塩化マグネシウムだけでも錆びてしまうんだろうか…。

という事で錆について化学的に調べたが
やっぱり難しくてとても今回の事に当てはめて考えれない^^;

そういえば床を剥いだときに釘が全部錆びてたんだけど
ただ単に経年変化とかで錆びてるんだと思ってたけど
もしかしたら床下って土間の作り方にすでになってるのかな^^?
この家が建てられたのは昔のことだから十分ありえる気がするな。

とりあえず塩化マグネシウムで苦汁の代わりにするってことで考えよう。

が、まだまだ問題が。
濃度を表すPHという単位。PH23度って~??

まぁこれについても勉強してみた。


NHK高校講座 | 化学 | 第13回 物質の変化 水素イオン濃度とpH
http://www.nhk.or.jp/kokokoza/tv/kagaku/archive/resume013.html

PHは水素イオン指数のことで、酸性、アルカリ性の度合いを示す数値なんだそうだ。
そしてどうやら通常PH0~PH14の間で濃度値が決まるらしい。
7になると中性という意味なんだそうだ。7未満で酸性、7を超えるとアルカリ性となる。
ゼロを下回る数値や14を超える数値もあることはあるが滅多にないみたい。
自然界で滅多にない14をはるかに超える23という数値って誤植じゃないのかな???
ん~、本当に良く分からない^^;

今はこんな感じで困ってます^^;
今日は一日勉強して終わりそうだなぁ。

2010年7月2日金曜日

気持ちのいい朝

昨日の夕方からのカミナリはすごかった。
近くに何度も落ちてたし、ここも停電が3回ぐらいはあった。
おかげでPCのデータが壊れたらしく
立ち上がらなくなってしまって復旧作業に没頭してた。
夕飯を食べたのが深夜の1時半過ぎになってしまった^^;

で、今日は昨日のことがなかったかのように気持ちいい日差し。
程好く曇ってて…


今日のBGMは
図書館から借りてきたkenny dorhamのアルバム。
2曲目の「My Ideal」がいい感じに流れてる。
個人的にこういうのんびりして落ち着ける音楽が好き。
ココロが和むというか、体にスーッと染み込むような感覚を受けるのが
すごく好きなんです。
だからあまりテンポの速いのは好んで聞かない。
ジャズについては聞き始めて間もなくて
まだ誰のが良いとか分からないから
あるのを順番に借りてる。
町の図書館だから種類も少ないのが残念だが…。

家の中を風が通り抜ける。
湿度はやっぱりまだ高い感じなんだけど
いい感じに晴れてる。

本当は床板を洗って干したりしたいんだけど
気持ち良いから埼玉にいるオジサンのところに
頼まれてた湯のみ5客を届けに行こうかな、なんて思いついてしまった。

土間作りやその後の部屋の雰囲気とかの勉強に
古民家に関する本も図書館から借りてるんだが
「古民家再生ものがたり」を読み始めたらすごく勉強なるから
これも最後まで読みたいんだが
日中読むには時間がもったいないか…
夜はホームページを作るのが日課のようになってるし
うーん、いつ読もうかな…

2010年7月1日木曜日

初めまして

2009年に
陶芸教室を始めるために
埼玉県の寄居町の古民家に越してきました。

今も作品作りを少しずつやっているので
そのままお客さんを受け入れてもいい感じなんですが
大家さんに勇気を出して8畳の和室を二間を土間にしたいことを話したら
ちょっと悩んでましたが許可をいただいたので
急遽、床板を剥いでいます。


というわけで
7月1日という区切りよいスタートなので
ブログを始めてみました。

今のところの感想は
何十年という時間が床板をいい感じに育たせ、
趣きも出てきた風合いなんだが湿気によるカビと虫食いで
少し悲しくなるぐらい…

それでも

床板のほうは、今後作品を置く棚とかに使用できそうなので
天気のいい日に洗っておこうかと^^

しかし今は梅雨時…
天気予報を見ても晴れマークがなくて残念だが
逆にこの床下に水が染み出てくるのか来ないのかを把握するには
ちょうど良いのかも…?と思ったり…


昔ながらの建築方法なので
大引に使われている材木とかすばらしい物がありますが
大家さんの親戚の大工さんは捨てちゃうと言ってるので
腐ってしまっていたらしょうがないけれど
何とか残してあげたいなぁと考えてるところ。


床を剥がしたら
掘り炬燵の跡が出てきた。
囲炉裏跡だったら残しておきたかったんだけどなぁ。
今の感じではきっと壊しちゃいますねー。

今日は以前から交流のあった知人が遊びに来てくれました。
無農薬野菜や陶芸、古民家のすばらしさについていろいろ話しました。

やっぱりね、昔の家はいい!
まぁ、隙間風が多くて寒いし
ねずみも住み着いちゃうし
いつの間にか虫も入り込んでいるかもしれないけれど
風通しがよくて気持ちが良いんですよね!

まだまだ理想ばかり高くて現実的なことを考えてないかもしれないけれど
陶芸教室に来てくれたお客さんのココロが安らげる空間になるように
いろいろ勉強して作り上げていきたいと思う。
なんとか秋になるまでには陶芸教室だけでも始めれるように頑張りたいなぁと。

寄居町に越してきて一年が経とうとしています。
快く家を貸してくださった大家さん、
いつもお世話になってる大家さんの親戚の大工さん、
気持ちよく相手してくれる地域の人たちに改めて感謝したいです。