2011年1月16日日曜日

小林織部釉のこと

こんにちわ^^

毎日陽射しが暖かいですが
寒いですねw

水道も毎日のように凍ってます。
早いときは0時ぐらいには凍り始めてて
蛇口を捻ってもチョロチョロと出るような始末…
ま、朝まで凍らないように
寝る前に少しだけ蛇口を開いてますけどね^^;

さてさて
もう手に入らない原料を使っていた為
ずーっと再現したかった織部釉。
バケツに残ってる釉薬も残り少なくなりました。

ゼーゲル式から
原料の調合比を計算して
それだけじゃ再現できなくて
調合比を0.1%単位で微調整したりして…
それでもなかなかうまくいきませんね^^;

そこで先日
ハッとひらめきました!
意外といい感じに出来るんじゃないかと思い
一応調合比からゼーゲル式を割り出し
「ん~、これでいけるのか!?」と半信半疑でしたが
ものは試しとそれで調合し、テストピースを焼いてみたところ
キタコレw


見えづらいですが
真ん中に鉄で横線を引いてます。
線の左側が薄めの線、右側が濃い目の線です
で、真ん中の部分の釉薬を二重掛けして厚めにしてます。


こちらは裏側。
左側が二重掛けの部分、右側が普通の釉掛けの部分

濃い部分は流れ、濃くなった部分に出てくる
煙のような乳濁もまったく同じように再現できてます^^
鉄で引いた線も程よくにじみ、嬉しい限り^^
そして落ち着いた深い緑。これが私好みの織部色でございますw

これが意外と単純調合で再現できちゃったので
散々小数点以下4桁もある数値とにらめっこしてたと思うと
やはり釉薬は一筋縄じゃいかないなと
改めて思わされましたw

今現在ある織部釉は無くなり次第
こちらの釉薬に変えていきたいと思います^^