こんにちわ
さすがに秋を感じるぐらいに
急に寒くなってきましたね。
季節の変わり目、風邪など引かぬようお気をつけください。
今まで使っていた織部釉が少なくなってきたので
新しく釉薬を作るためにゼーゲル式を
割り出そうと調合比を書いたメモを見ようとしたが
あの場所にあるはず~と見た場所にはなくて…
どうやら引越しの際に
どこの荷物に紛れたのか分からなくなった模様^^;
調合比が書いてあるのは月光荘で買ったスケッチ帳。
結構まとめ買いしたので
同じ色のがいっぱいあって
「見つけた!」と思ったら違ってたり…w
まぁ、何とか見つけましたw
この織部釉は
まだ釉薬の知識がほとんどないころに
とある冊子に載っていた調合比をあれこれ変えて
当時の素人のような自分が、大したテスト回数も重ねず
100%自分好みの色合いに焼けた釉薬なのですw
しかし
今はもう手に入らない貴重な長石を使っていたので
無くなったら終わりなんですね。
今更なんだが、今在る原料で
なんとか同じような自分好みの織部釉を作ろうと
ゼーゲル式を知りたかったのです。
一応この長石の分析値があるので
これが分からなかったら
もうどうしようもなかったですね…
で、
調合比からゼーゲル式を割り出したら…
何とビックリ!!
アルミナとシリカの値が普通じゃない値になってましたw
どうやら長石と石灰の記載が逆になってるミスを
何も分かってなかったから鵜呑みに信じて
そのままの調合比で作っていたことが判明!!w
(本当のところは分からないが、たぶん99%ミスっぽいw)
でも俺はこの調合の織部が大好きなので
偶然が重なって出来た織部を再現したいなとw
後は今より少し流れにくく調合できたら完璧かな^^
ゼーゲル式を割り出す計算式をエクセルで作りました。
たくさんの陶芸家、雑誌などがエクセルで作ってるけれど
ゴチャゴチャしてるのが多くて
自分で分かりやすく見やすくシンプルに作りたかったんですよね。
一応、調合比は内緒w
でもお客さんには自由に使わせる予定です。
以前、益子の陶芸教室で働いていた時には
お客さんから是非使いたいという要望があって
コンクールなどの公募に出さない条件で使わせたりしましたが
今後はこういう場合はどうしましょうかね…
実際、益子の陶器市で作品を売っていた時に
俺の作品を見て、陶芸やってる人が
「陶芸雑誌に載っていた○○さんの織部の調合?」
な~んて事も言われたりしましたからねw
似たような釉薬なんていっぱいあるだろうから
何も内緒にするほどでもないか~と思ってはいるんですけどね…
まぁこの作家さんも
調合比を公開しても焼き方を知らなければ
自分の作品の織部の色は出ないと知ってるから
公開したのかもしれないけれど…と思ったり。
とりあえず
うまく再現できるといいなぁ
0 件のコメント:
コメントを投稿